ホーム > クモ目 > フクログモ科
 
ヤマトフクログモ
学名:Clubiona japonica

夜間、雑木林内を徘徊する本種(2015.5.6 静岡県)
Data
和名 ヤマトフクログモ
体長 ♂:8〜10mm
♀:8〜13mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 6〜9月
昆虫
解説 草の葉で巣を造るフクログモの仲間。
ムナアカフクログモと酷似して、外見からの同定は困難ではあるが、腹部裏面の色彩や外雌器に違いが見られる。ムナアカフクログモの腹部裏面は中央に太い褐色条に両側の黄色が明瞭なのに対し、本種では褐色条が不明瞭で全体的に灰褐色をしている。外雌器はムナアカフクログモは複雑な形状をしているが、本種は豚の鼻のような単純な形状をしている。
腹部背面の斑紋は、ムナアカフクログモでは点状の対斑が見られるが、本種では対斑が後方で山型になる傾向が見られる。
 
トップの写真は5月6日深夜、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップの近くを歩いていた本種を撮影したもの。確実な同定ではないが、腹部背面の対斑が山型に繋がっている点で本種とした。
PHOTO

夜間、雑木林内を徘徊する本種
(2015.5.6 静岡県)

幼体
夜間に雑木林で採集した個体。小さく、色もまだ淡かった。
(2008.1.19)
 
先頭ページへ