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アオキコナジラミ
学名:Aleurotuberculatus aucubae

交尾(2009.6.6)
Data
和名 アオキコナジラミ
体長 0.8mm
分布 本州,四国,九州,対馬,南西諸島(宮古島,八重山諸島)
出現期 5〜9月
カンキツ類,ツツジ類,クワ,トベラ,サクラ,イヌビワ,エノキ,ヒサカキ,ネズミモチ,イヌツゲ,ウメ,アオキなどの葉
 幼虫も同様。
解説 多食性のコナジラミ。
様々な樹木の葉に寄生する。
蛹(4齢幼虫)は、黒色で楕円形をしており、白色ロウ質物を分泌し、特徴的な模様になる。
コナジラミの仲間は蛹のような時期があるが、不完全変態の内の副変態と呼ばれている。
蛹(4齢幼虫)で越冬する。
害虫とされるが、1mmにも満たない大きさの為か、実害はほとんどないという。
 
写真は、クサイチゴの葉の裏で交尾していた本種を撮影したもの。コナジラミの成虫は皆よく似ていて同定は困難ではあるが、本種はかなり白に近い淡黄色で、翅の会合部も開いていないこと、本種の蛹が近くにたくさん見られたことなどから、一番可能性が高いことから、本種と同定した。
ツツジにも本種に似た蛹の抜け殻が見られたが、調べてみたところマーラットコナジラミのものであることが分かった。
蛹の写真は11月3日にイボタノキの葉の裏にいたもの。1mmにも満たないのにこのような特徴的な模様があるのは面白い。
PHOTO

クサイチゴ上の成虫
(2009.6.6)

イボタ上の蛹(4齢幼虫)@
(2010.11.3)

イボタ上の蛹(4齢幼虫)A
(2010.11.3)

イボタの葉裏の蛹(4齢幼虫)
黒い蛹が3つ付いている。
(2010.11.3)

成虫がいたクサイチゴ
(2009.6.6)
 
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