ホーム > カワゲラ目 > オナシカワゲラ科 > フサオナシカワゲラ亜科
 
ジュッポンオナシカワゲラ
学名:Indonemoura nohirae

ジュッポンオナシカワゲラ(2006.4.1)
Data
和名 ジュッポンオナシカワゲラ
体長 4.5〜5mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 3〜5月,9〜10月
苔,花の蜜など
 幼虫は枯れ葉や藻類などを食べる。
解説 小型のオナシカワゲラ。
頭部は黒褐色、触角は暗黄褐色。
翅は黒く半透明で、翅脈は淡黄褐色。
♀の体色は♂に比べて淡いという。
 
国内に生息するフサオナシカワゲラ属(Amphinemura)は以下の16種。
和名/学名 分布
ジュッポンオナシカワゲラ
Amphinemura decemseta
北海道,本州,四国,九州
ヨツカギオナシカワゲラ
Amphinemura flavostigma
北海道,本州,四国,九州,対馬
マルオナシカワゲラ
Amphinemura bulla
本州(中部地方以西),四国,九州,対馬,対馬,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島
コンボウオナシカワゲラ
Amphinemura clavigera
本州(青森県,山形県)
ヤマモンオナシカワゲラ
Amphinemura dentifera
北海道,本州,四国,九州
ウスイロオナシカワゲラ
Amphinemura flavicollis
石垣島,西表島
カワイオナシカワゲラ
Amphinemura kawaii
本州(滋賀県)
ムネオナシカワゲラ
Amphinemura longispina
本州,四国
モンオナシカワゲラ
Amphinemura megaloba
本州,四国,九州
カギオナシカワゲラ
Amphinemura monotuberculata
本州
ニッコウカギオナシカワゲラ
Amphinemura nikkoensis
本州
オキナワオナシカワゲラ
Amphinemura okinawaensis
沖縄島
ゴカクオナシカワゲラ
Amphinemura pentagona
本州
リュウキュウモンオナシカワゲラ
Amphinemura ryukyuensis
奄美大島,沖縄島
ヤジリオナシカワゲラ
Amphinemura sagittata
本州
サトモンオナシカワゲラ
Amphinemura zonata
本州,四国,九州
 
写真は4月1日に山奥の綺麗な水が流れる大変浅い小川で多数の小型のカワゲラを撮影したもの。本種が見られた場所は水位が非常に浅く、川底が赤土色の砂利しかないような水生生物がほとんど見られないような場所であった。
 
当初クロオナシカワゲラ(Indonemoura nohirae)と同定していましたが、専門家の清水高男様より誤同定で記述内容から本種の可能性があるとのコメントをいただいたので訂正させていただきました。ただし写真だけの為、確実な同定はしておりませんので、ご了承ください。他のカワゲラに関しては非常に正確とのお言葉を頂くことができてほっとしました。貴重なご指摘ありがとうございました。(2010.10.23)
PHOTO

ジュッポンオナシカワゲラ
このような山から流れてくる綺麗な水辺に多数見られた。
(2006.4.1)
 
先頭ページへ