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モンキツノカメムシ
学名:Sastragala scutellata

ビーティングで得られた個体(2020.3.21)
Data
和名 モンキツノカメムシ
 別名:マルモンツノカメムシ
体長 10〜14mm
分布 本州,四国,九州,対馬,奄美大島
出現期 3〜10月
カバノキ科(クマシデ),モッコク科(サカキ,ヒサカキ),ウルシ科(ヤマウルシ,ヤマハゼ)などの汁
 幼虫も同様。
解説 ツノカメムシの一種。
小楯板にある黄色い紋が特徴的。緑色を基調に革質部から膜質部にかけて側縁以外は赤褐色をしている。
エサキモンキツノカメムシに似るが、エサキモンキツノカメムシでは黄色い紋は前縁に切れ込みが入るハート形で、側角は小さめなのに対し、本種では黄色い紋は前縁に切れ込みが入らず、側角はより突出する。
海外では台湾,中国に分布している。
 
国内に生息するモンキツノカメムシ属(Sastragala)の仲間は以下の2種。
和名/学名 分布
エサキモンキツノカメムシ
Sastragala esakii
北海道,本州,四国,九州,対馬,奄美大島
モンキツノカメムシ
Sastragala scutellata
本州,四国,九州,対馬,奄美大島
 
写真は3月21日に近所の林道でアズマネザサをビーティングして得られた本種を撮影したもの。エサキモンキツノカメムシはよく見るのでまたかと思いきやいつもよりどこかカッコよさを感じ、よく見ると本種であった。ビーティングし辛い春一番の強風だったが思わぬ収穫となった。
PHOTO

ビーティングで得られた個体
(2020.3.21)
 
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