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ヒメツノカメムシ
学名:Elasmucha putoni

ヒメツノカメムシ(2021.9.25 静岡県)
Data
和名 ヒメツノカメムシ
体長 7.5〜9.5mm
分布 北海道,利尻島,本州,四国,九州,対馬
出現期 5〜10月
第一世代:クワ,ヤマグワ,コウゾなどの汁
第二世代:ノリウツギ,ヒノキ,フサザクラ,ヤシャブシなどの汁
解説 クワの実を好む小型ツノカメムシ。
茶色をしているが、赤味が強いものから緑味が強いものまで色彩変異がある。
小楯板の角は白く縁取られる。
♀は餌場となる木の葉上に多数の卵を一ヶ所に産み付け、卵を保護し、孵化後もしばらくは保護する。
同属の近似種とは本種の腹部下面に黒点列がないことで区別できる。
海外では朝鮮半島,極東ロシアに分布している。
 
国内に生息するヒメツノカメムシ属(Elasmucha)の仲間は以下の6種。
和名/学名 分布
クロヒメツノカメムシ
Elasmucha amurensis
北海道,本州,四国
アカヒメツノカメムシ
Elasmucha dorsalis
北海道,礼文島,利尻島,本州,四国,九州
キタヒメツノカメムシ
Elasmucha fieberi
北海道,利尻島
フタテンツノカメムシ
Elasmucha nipponica
本州(紀伊半島),四国,九州,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ヒメツノカメムシ
Elasmucha putoni
北海道,利尻島,本州,四国,九州,対馬
セグロヒメツノカメムシ
Elasmucha signoreti
北海道,本州,四国,九州,対馬
 
トップの写真は9月25日に静岡県の山道沿いの草本に止まっていた本種を撮影したもの。以前、更に登った地点でのライトトラップにも飛来している。
PHOTO

山道の草本にいた個体@
(2021.9.25 静岡県)

山道の草本にいた個体A
(2021.9.25 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種
(2014.7.26 静岡県)

クワ上の本種
(2006.5.28)

クワの実に来た本種
(2006.5.28)
 
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