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セスジアシナガサシガメ
学名:Gardena brevicollis

セスジアシナガサシガメ(2008.9.13)
Data
和名 セスジアシナガサシガメ
体長 15〜19.5mm
分布 北海道,利尻島,本州,伊豆諸島(三宅島),隠岐(島後),四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
出現期 7〜9月
昆虫
 幼虫も同様。
解説 鎌を持った細長い体形のアシナガサシガメの一種。
ミズカマキリとイトアメンボを足して2で割ったような姿をしている。
脚は中脚と後脚の腿節先端部と脛節基部は白色。
翅はやや短く、腹部の2/3程度。
アシやススキなどが生える湿った地面に生息している。
危険が近づくとユラユラと体を揺らすという、ザトウムシなどと同様の行動が見られ、恐らく外敵の攻撃の的を反らす効果があると思われる。
同属のオオアシナガサシガメと酷似するが、オオアシナガサシガメはより大型で珍しい種で前胸背の前葉と後葉の間に横溝がないことで区別できる。
 
国内に生息しているセスジアシナガサシガメ属(Gardena)は以下の5種。
和名/学名 分布
シロワアシナガサシガメ
Gardena albiannulata
石垣島,西表島,与那国島
ムニンアシナガサシガメ
Gardena boninensis
小笠原諸島(父島,母島)
セスジアシナガサシガメ
Gardena brevicollis
本州,四国,九州,屋久島,沖縄島
オオアシナガサシガメ
Gardena melinarthrum
本州(富山県以南),伊豆諸島(八丈島),四国,九州,石垣島,西表島,与那国島
クロアシナガサシガメ
Gardena muscicapa
北海道,奥尻島,本州,伊豆諸島(三宅島),四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島
 
写真は9月12日に田んぼの周辺にいた本種を採集して撮影したもの。発見時は、白い虫を食べている最中であったが、夜間だった為撮影はしていない。
PHOTO

前脚@
(2008.9.13)

前脚A
(2008.9.13)
 
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