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ヒメオオメナガカメムシ
学名:Geocoris proteus

砂浜にいた本種(2022.7.12 岩手県)
Data
和名 ヒメオオメナガカメムシ
 別名:ヒメオオメカメムシ
体長 約3mm
分布 北海道,本州,隠岐,四国,九州
出現期 4〜10月
アブラムシダニなどの小さい生物,シバの汁
解説 大変小さいオオメナガカメムシの仲間。
体色は黒色で前胸背側方が淡色〜黒褐色まで変異がある。
複眼は突出していて目立つ。
前胸背側方が淡色の個体は南西諸島に生息する同属のチビオオメナガカメムシと酷似するが、淡色の範囲がチビオオメナガカメムシのほうが広い点で区別できる。ただし、この種は本種の地理的変異である可能性もあり、本種のシノニムとされる可能性がある。
北海道産はやや大型で黒味が強いとされる。
本種は主に海岸や河原の地表に生息している。
海外では千島列島,朝鮮半島,済州島に分布している。
 
国内に生息しているオオメナガカメムシ属(Geocoris)の仲間は基亜属の以下の5種。
和名/学名 分布
クロツヤオオメナガカメムシ
Geocoris itonis
北海道,本州,琉球?
チビオオメナガカメムシ
Geocoris jucundus
南西諸島(奄美大島以南)
ツマジロオオメナガカメムシ
Geocoris ochropterus
奄美大島,沖縄島
ヒメオオメナガカメムシ
Geocoris proteus
北海道,本州,隠岐,四国,九州
オオメナガカメムシ
Geocoris varius
本州,隠岐,四国,九州
 
トップの写真は7月12日に岩手県の砂浜にいた本種を撮影したもの。地元で撮影した個体よりも黒っぽかった。
地元では上流の河原で撮影している。全体的に黒っぽい個体だったが、6月12日の別の川の下流付近の河川敷では淡色の紋が目立つ個体も撮影している。
PHOTO

砂浜にいた個体
(2022.7.12 岩手県)

河原にいた個体@
(2021.6.26)

河原にいた個体A
(2021.6.26)

河原にいた個体B
(2021.6.26)

河川敷にいた個体@
(2021.6.12)

河川敷にいた個体A
(2021.6.12)

河川敷にいた個体B
(2021.6.12)

河川敷にいた個体C
(2021.6.12)
 
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