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オオメナガカメムシ
学名:Geocoris varius

羽アリを捕食する本種(2023.5.17)
Data
和名 オオメナガカメムシ
 別名:オオメカメムシ
体長 約5mm
分布 本州,隠岐,四国,九州
出現期 4〜10月
アブラムシカイガラムシなどの小型昆虫や花の蜜
解説 大変小さいナガカメムシの仲間。
大きな赤い眼をしている。
餌は害虫とされているものが多いことから本種は益虫と言える。
南西諸島も分布域に含まれていたが本種ではなくツマジロオオメナガカメムシであることが分かったという。
従来オオメカメムシと呼ばれていたが、Piocoris属からオオメナガカメムシ属への転属に伴い和名も改められた。
海外では台湾,朝鮮半島,済州島,中国に分布している。
 
国内に生息しているオオメナガカメムシ属(Geocoris)の仲間は基亜属の以下の5種。
和名/学名 分布
クロツヤオオメナガカメムシ
Geocoris itonis
北海道,本州,琉球?
チビオオメナガカメムシ
Geocoris jucundus
南西諸島(奄美大島以南)
ツマジロオオメナガカメムシ
Geocoris ochropterus
奄美大島,沖縄島
ヒメオオメナガカメムシ
Geocoris proteus
北海道,本州,隠岐,四国,九州
オオメナガカメムシ
Geocoris varius
本州,隠岐,四国,九州
 
トップの写真は5月17日に羽アリを捕食している本種を撮影したもの。本種を撮影しようとしたら近くに止まった羽アリに近づきまるで剣を突き刺すかのように長い口吻を突き出して一瞬で仕留めた。
PHOTO

交尾
(2023.5.17)

花に来た本種
(2006.6.17)
 
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