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キベリナガカメムシ
学名:Dieuches uniformis

外灯に飛来した本種(2010.8.10 静岡県)
Data
和名 キベリナガカメムシ
体長 約9mm
分布 本州,四国,九州,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島
出現期 8〜11月
不明
解説 南方系のシロヘリナガカメムシ族の一種。
地色は黒褐色で、前翅の前縁と前胸背が黄白色で縁取られる。
国内では四国以南で得られているが、今回静岡県で発見することができ、本州では現時点で初記録と思われる。
海外では、台湾,中国,フィリピン,インドシナ,南アジアに分布している。
 
国内に生息しているオオシロヘリナガカメムシ属(Dieuches)は以下の5種。
和名/学名 分布
オオシロヘリナガカメムシ
Dieuches albomarginatus
四国,九州,トカラ列島,奄美大島,沖縄島?,八重山諸島
ケナガモンシロナガカメムシ
Dieuches japonicus
本州,四国
コモンシロヘリナガカメムシ
Dieuches parvimaculatus
本州,四国,九州,トカラ列島(中之島)
ネッタイシロヘリナガカメムシ
Dieuches siamicus
沖縄島,宮古島
キベリナガカメムシ
Dieuches uniformis
本州,四国,九州,トカラ列島(中之島),奄美大島,沖縄島
 
写真は8月10日の夜、静岡県の谷川の橋の欄干に飛来した本種を撮影したもの。当時、手持ちの図鑑では同定できなかったが、撮影から2年半後に出版された「日本原色カメムシ図鑑 第3巻」(全国農村教育協会)で初めて本種を知ることができた。発見例が少なく、珍品のようだ。
 
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