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クヌギトビカスミカメ
学名:Psallus bagjonicus

ビーティングで得られた個体(2020.4.30)
Data
和名 クヌギトビカスミカメ
体長 約3.6mm
分布 本州,四国,九州
出現期 4〜5月
クヌギ,コナラなどの汁
 幼虫も同様。
解説 トビカスミカメ属の一種。
体色は黒褐色。淡褐色の毛で覆われており、前翅は黒褐色から淡褐色まで個体差がある。
触角の第1節は黒色、第2節基部は基部のみ黒色、他は淡色。
後脚の膝節は、淡色と黒色の縞模様をしている。
同属別亜属のクリトビカスミカメに似るが、触角の第1節は基部以外は淡色で、後脚腿節は全体的に黒色であるのに対し、本種では触角の第1節が全体的に黒色で、後脚腿節に斑紋があることで区別できる。
 
国内に生息するトビカスミカメ属(Psallus)の基亜属は以下の6種。ただし、本種は交尾器等により基亜属であることは疑問視されている。
和名/学名 分布
クヌギトビカスミカメ
Psallus(Psallus?) bagjonicus
本州,四国,九州
カバノキトビカスミカメ
Psallus(Psallus) falleni
北海道,本州(中部)
ウスモントビカスミカメ
Psallus(Psallus) haematodes
北海道
ハンノキトビカスミカメ
Psallus(Psallus) nigricornis
北海道
アカナガトビカスミカメ
Psallus(Psallus) oyashimanus
北海道,本州(中部)
ヨーロッパトビカスミカメ
Psallus(Psallus) salicis
北海道
 
トップの写真は4月30日に近所の林道でビーティングしていた際、リュック上を歩いていた本種を撮影したもの。すぐそばにクヌギがあったので本種に間違いないだろう。以前、同じ時期に自宅の外灯にも飛来している。
PHOTO

ビーティングで得られた個体
(2020.4.30)

自宅の外灯に飛来した個体
(2009.4.29)
 
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