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スケバチビカスミカメ
学名:Moissonia befui

自宅の外灯に飛来した本種(2024.9.16)
Data
和名 スケバチビカスミカメ
体長 約2.8mm
分布 本州,四国,九州,下甑島
 ※ 本州は分布域に含まれていないが、当ページの個体を鎌倉市内で確認したため分布域に本州を含めた。
出現期 9〜10月
セイタカアワダチソウやアカメガシワ類
 幼虫も同様。
解説 スケバチビカスミカメの一種。
頭部・前胸背板・小楯板は茶褐色。翅は透明で黄緑色の腹部が透けて見える。
体表には暗色の毛を生やし、翅の爪状部末端と革質部後方付近に黒点がある。
同属のミナミスケバチビカスミカメは全体的に緑色で多数の黒点があるため、判別は容易。
本種は本州に生息していなかったが、鎌倉市内で確認でき、東北でもいくつか発見例があるようだ。
 
国内に生息するスケバチビカスミカメ属(Moissonia)は以下の5種。
和名/学名 分布
スケバチビカスミカメ
Moissonia befui
本州,四国,九州,下甑島
ミナミスケバチビカスミカメ
Moissonia punctata
本州(兵庫県),小笠原諸島,四国(高知県),沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
ムモンスケバチビカスミカメ
Moissonia importunitas
沖縄島,石垣島
コモンスケバチビカスミカメ
Moissonia importunitas
沖縄島,石垣島
サイカイスケバチビカスミカメ
Moissonia yasunagai
九州(長崎県)
 
写真は9月16日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。分布域に含まれていない本種や珍しいはずのイッカクカスミカメもよく飛来するのでスルーしているほどだが、これらで共通するのは小型であることであり、自然状態での発見が困難なことも理由の一つだろうと思う。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した個体@
(2024.9.16)

自宅の外灯に飛来した個体A
(2024.9.16)
 
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