イッカクカスミカメ | |
学名:Acrorrhinium inexpectatum | |
![]() 自宅の外灯に飛来した本種(2021.9.18) |
Data | |
和名 | イッカクカスミカメ |
体長 | 5〜6mm |
分布 | 本州 |
出現期 | 6〜9月 |
餌 | 昆虫類 幼虫も同様。 |
解説 |
頭部に角状突起を持つ珍品カスミカメムシ。 体色は全体的に暗褐色で、前翅革質部に傾斜した黒帯がある。 頭額部中央から1本の小さな角を持つのが本属の特徴で、日本では本種1種のみ生息する。 また、本種は非常に珍しい種とされ、図鑑上の記載としては半世紀前の東京都からの記録があることと、新潟県で2個体の記録しかないとされている。 樹上性で昆虫類を捕食している可能性がある。 海外では朝鮮半島,ロシア南東部に分布している。 国内に生息するAcrorrhinium属は本種のみ。 7月13日の写真は近所の林道でクヌギの枝に絡みついたフジの蔓をビーティングして得られたもの。本種ほどの珍品が近所で取れることからかなり恵まれた環境のようだ。 |
PHOTO | |
![]() ビーティングで得られた個体@ (2020.7.13) |
![]() ビーティングで得られた個体A (2020.7.13) |
![]() ビーティングで得られた個体B (2020.7.13) |
![]() 自宅の外灯に飛来した本種B (2021.9.19) |