キュウシュウハシリカスミカメ | |
学名:Hallodapus kyushuensis | |
![]() 自宅の外灯に飛来した本種(2024.7.5) |
Data | |||||||||||||||
和名 | キュウシュウハシリカスミカメ | ||||||||||||||
体長 | 約4mm | ||||||||||||||
分布 | 本州,四国,九州,屋久島,五島列島(福江島),沖縄島 | ||||||||||||||
出現期 | 7〜8月 | ||||||||||||||
餌 | 小型昆虫? | ||||||||||||||
解説 |
ハシリカスミカメの一種。 体色は暗褐色で、前翅革質部に大きな2対の白紋がある。 触角は淡色で第1節のみ暗褐色。 脚は腿節のみ暗褐色で他は淡色。 本属には似た種類も多いが、白紋の大きさや脚・触角の色彩などの特徴から同定可能。 本種は「日本原色カメムシ図鑑」(全国農村教育協会)でモンシロハシリカスミカメの旧称で紹介されていたが、後に出版された「日本原色カメムシ図鑑 第2巻」(全国農村教育協会)で訂正されている。モンシロハシリカスミカメでは本種より白紋が小さく、脚の腿節もかなり赤く、脚や触角の淡色部もやや濃色で印象はかなり異なる。 本種の分布域に本州は含まれていなかったが、鎌倉市内で確認できたため北上したと思われる。ちなみに本州に分布するモンキハシリカスミカメでは革質部前方に爪状部につながる白紋がなく、体長2.7mmと更に小型のため本種との判別は容易。
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![]() 自宅の外灯に飛来した本種 (2024.7.5) |