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クロホシカメムシ
学名:Pyrrhocoris sinuaticollis

歩道を歩く本種(2021.6.12)
Data
和名 クロホシカメムシ
体長 約9mm
分布 本州,九州
出現期 5〜10月
イネやダイズなどの汁
 幼虫も同様。
解説 ホシカメムシの一種。
体色は灰褐色で個体により赤色を帯びる。
前胸背の前方付近に1対の光沢のある黒紋がある。
地表で生活し、草むらや石の下などから見つかる。
同属に本種と酷似したフタモンホシカメムシがいるが、フタモンホシカメムシの各脚の基節窩の外面が黄白色であるのに対し、本種は黒褐色である点で区別できる。
 
国内に生息しているフタモンホシカメムシ属(Pyrrhocoris)は以下の2種。
和名/学名 分布
フタモンホシカメムシ
Pyrrhocoris sibiricus
北海道,本州,四国,九州,対馬
クロホシカメムシ
Pyrrhocoris sinuaticollis
本州,九州
 
トップの写真は6月12日に下流付近の歩道上を歩いている本種を撮影したもの。複数見られたがフタモンのような前胸背前方の黒い紋が目立つ個体はなく全体的に暗褐色の個体ばかりだった。今回は腹面も確認して同定した。フタモンとは場所が異なるのでいずれフタモンのいた場所で腹面を確認したい。
PHOTO

下流沿いの歩道を歩いていた個体@
(2021.6.13)

下流沿いの歩道を歩いていた個体A
トップの個体。
(2021.6.12)

下流沿いの歩道を歩いていた個体B
(2021.6.13)

下流沿いの歩道を歩いていた個体C
各脚の基節窩の外面が黒褐色なので本種。
(2021.6.13)
フタモンホシカメムシとの相違点

クロホシカメムシ
脚の基節は黒褐色。転節・腿節根元は褐色。
(2021.6.13)

フタモンホシカメムシ
脚の基節窩(脚の根元付近)は黄白色。基節末端・転節・腿節根元は淡色。
(2022.7.13 岩手県)
 
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