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アラゲオオヒラタカメムシ
学名:Mazira subsetosa

クヌギ上の本種(2021.9.26 静岡県)
Data
和名 アラゲオオヒラタカメムシ
体長 6.5〜7.7mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 4〜9月
ヒラタケ属のキノコなど
解説 ヒラタカメムシの一種。
黒褐色で、扁平な体型をしている。
腹部は後方に向かって幅広く、背面の露出部は体節間沿いに淡褐色をしている。
同属のホソオオヒラタカメムシに似るが、体型が本種より細い。
夜間、ヒラタケなどのキノコに集まる。
海外では台湾,朝鮮半島,ロシア極東部に分布している。
 
国内に生息しているオオヒラタカメムシ属(Mazira)は以下の5種。
和名/学名 分布
ホソオオヒラタカメムシ
Mazira ludviki
本州,奄美大島
マルガタオオヒラタカメムシ
Mazira pygmaea
本州(京都府),四国,沖縄島,宮古島,石垣島
オオヒラタカメムシ
Mazira scabrosa
本州,隠岐諸島,四国,九州
アラゲオオヒラタカメムシ
Mazira subsetosa
北海道,本州,四国,九州
ヤセオオヒラタカメムシ
Mazira tremulae
北海道,本州,九州
 
写真は9月26日の深夜2時前、静岡県の標高600m付近のクヌギにいた本種を撮影したもの。同じ場所に過去何度も訪れているが、だいぶクヌギが老いてきてキノコが生えてきたため、今回はキノコに集まる虫が多く見つかった。
PHOTO

クヌギ上の本種
(2021.9.26 静岡県)
 
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