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マツヘリカメムシ
学名:Leptoglossus occidentalis

海岸沿いの枝から落ちてきた個体(2017.11.4)
Data
和名 マツヘリカメムシ
体長 18〜20mm
分布 本州(関東地方)
出現期 3〜11月
マツ類の汁
 幼虫も同様。
解説 近年、北米から来たヘリカメムシの一種。
沖縄に生息するアシビロヘリカメムシと同属で後脚の膝節がやや広がる。
マツの害虫で東京から関東地方に分布域を広げている。
 
国内に生息しているアシビロヘリカメムシ属(Leptoglossus)は以下の2種。
和名/学名 分布
アシビロヘリカメムシ
Leptoglossus gonagra
奄美大島,徳之島,与論島,沖縄島,慶良間諸島(座間味島,阿嘉島),久米島,宮古島,石垣島,西表島,与那国島
マツヘリカメムシ
Leptoglossus occidentalis
本州(関東地方)
 
トップの写真は11月4日に真鶴の海岸沿いのトベラとグミが絡み合った枝を揺らしたところ落ちてきた本種を撮影したもの。松の大木が多くある林の周辺なので相当数の個体がいると思われ被害が心配である。
自宅の物置に止まっていたり、部屋にも出現したことがあるが時期的にいずれも冬眠から目覚めたものと思われる。越冬中の個体は近所のアカマツのそばのヒノキの樹皮下から得られた。
PHOTO

ヒノキの樹皮下にいた個体@
(2021.2.6)

ヒノキの樹皮下にいた個体A
(2021.2.6)

部屋にいた個体@
(2014.3.25)

部屋にいた個体A
(2014.3.25)

庭の物置にいた個体@
(2016.2.14)

庭の物置にいた個体A
(2016.2.14)
 
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