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ヒメカマキリ
学名:Acromantis japonica

ヒメカマキリ(2008.7.3 静岡県)
Data
和名 ヒメカマキリ
体長 29〜35mm
分布 本州,粟島,佐渡島,四国,九州,対馬
出現期 7〜10月
小型昆虫
解説 ハナカマキリ科のカマキリ。
コカマキリStatilia maculata)より一回り小さく、動作が非常に素早い。
中脚と後脚は斑模様をしており、腿節先端付近に棘状突起がある。
複眼は線状の複雑な模様がある。
本種が属するハナカマキリ科の仲間は海外では、主に花そっくりに擬態した種が多数存在する興味深いグループである。ハナカマキリ科はヒメカマキリ科とされることもある。

 
国内に生息するヒメカマキリ属(Acromantis)は以下の2種。
和名/学名 分布
ヒメカマキリ
Acromantis japonica
本州,粟島,佐渡島,四国,九州,対馬
サツマヒメカマキリ
Acromantis satsumensis
本州(西南部),四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島,沖永良部島,沖縄島
 
写真は7月2日の夜、静岡県の渓流上の橋の外灯に飛来した本種を採集して撮影したもの。外灯には数匹来たが、大変素早く走ったり飛翔して撮影が困難であった。採集した個体を翌朝撮影したが、それでも走り回り、やっと1枚撮影したと思った途端に締め切っていた窓の僅かな隙間から外に逃げていった。
沖縄では4月30日の夜、宿泊施設に設置したライトの明かりに飛来した本種を撮影することができた。
PHOTO

ライトの明かりに飛来した本種@
(2013.4.30 沖縄県国頭郡)

ライトの明かりに飛来した本種A
(2013.4.30 沖縄県国頭郡)

外灯に飛来した本種
(2008.7.2 静岡県)
 
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