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オオワラジカイガラムシ
学名:Drosicha corpulenta

スダジイ上の♀(2012.6.2)
Data
和名 オオワラジカイガラムシ
体長 8〜12mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 5〜6月
ブナ科(クリ,カシ類,シイ,マテバシイ),ニレ科(ケヤキ),モチノキ科(モチノキ),ウコギ科(ヤツデ)などの広葉樹の汁
 幼虫も同様。
解説 国内最大種とされる大型のカイガラムシ。
触角,脚は黒色。
体色は暗褐色でロウ質白粉を分泌するが他種より薄め。
♂は有翅で赤黒い体色に黒い翅を持つ。わずかにロウ質白粉で覆われる。
広食性ではあるが特にカシ類・シイ,マテバシイに多いとされる。
 
トップの写真は6月2日にスダジイ上にいた大型の♀を撮影したもの。かなり離れた場所から発見できるほど大きかった。5月16日にツブラジイの幹を歩いていた♀も撮影している。小枝の葉の先で脱皮中の♀も見られた。
♂の写真は5月14日の夜、神奈川県南部の標高100m付近の林内に設置したライトトラップに飛来したもの。スダジイの大木が多い林で♀もよく見られ、ライトトラップには本種の♂が2匹飛来した。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
(2016.5.14)

エノキ上の♂
左の翅が欠損していた。
(2010.5.6)

ツブラジイ上の♀@
(2010.5.16)

ツブラジイ上の♀A
(2010.5.16)

♀の腹面
(2010.5.16)

スダジイ上の♀
(2012.6.2)
 
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