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セスジコナカイガラムシ
学名:Planococcus kuraunhiae

コウヤミズキに寄生する♀(2010.3.22)
Data
和名 セスジコナカイガラムシ
体長 3.5〜5mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 5月
カエデ類,エノキ,ケヤキ,プラタナス,カイドウ,リンゴ,ナシ類,サクラ類,カキ,イチイ,スギなどの汁
 幼虫も同様。
解説 広食性のコナカイガラムシ。
体色は暗褐色〜紫褐色で、ロウ質白粉を纏う。
体の周囲にロウ質白粉を分泌する突起があり、尻部の1対はやや長い。
本種は背中線両側がロウ質白粉の分泌が少なく、2対の暗色紋となる。
♀は不完全変態だが、♂は前蛹・蛹・成虫と完全変態する。
幼虫で越冬し、年1回発生する。
本種はフジコナカイガラムシ(Planococcus kuraunhiae)と酷似するが、フジコナカイガラムシでは、体長が最大でも4mmまでと本種より小さく、ロウ質白粉も均一に分泌するという相違点がある。
 
トップの写真は3月22日にコウヤミズキの新芽の根元付近に付いていた♀を撮影したもの。
幼虫の写真は、2月19日にツツジの葉の裏にいた1mm程の幼虫を撮影したもの。
写真の種は以前、フジコナカイガラムシと紹介したが、後に調べなおしたところ、上記の相違点により訂正した。
PHOTO

コウヤミズキに寄生する♀@
(2010.3.22)

コウヤミズキに寄生する♀A
(2010.3.22)

ツツジに寄生する幼虫@
(2010.2.19)

ツツジに寄生する幼虫A
(2010.2.19)

ツツジに寄生する幼虫A
引っくり返したところ。
(2010.2.19)
 
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