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コモンツチバチ
学名:Scolia decorata ventralis

♀(2024.7.7)
Data
和名 コモンツチバチ
体長 ♂:15〜18mm
♀:15〜20mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島,小笠原諸島,四国,九州,対馬,屋久島,種子島,口永良部島
出現期 7〜11月
花の蜜
 幼虫はヒメコガネ等の幼虫に寄生。
解説 ツチバチの一種。
体色は黒地で胸部背板前方と腹部背面に黄斑がある。
前胸背板前方の黄斑は線状から小紋まで変異がある。
腹部背面は第1節〜第4・5節まで中央で分断される黄色の横帯があり、第2節の黄帯は中央で前方に突出する。
♂は体形が♀よりも細く触角も長い。
朝鮮半島にも本亜種が分布している。
 
国内に生息するナミツチバチ属(Scolia属)のクロツチバチ亜属(Discolia)は以下の8種。
和名/学名 分布
ヨツボシツチバチ
Scolia binotata formosensis
南西諸島(奄美大島以南)
アカズクロツチバチ
Scolia clypeata pseudovollenhoveni
与那国島
コモンツチバチ
Scolia decorata ventralis
北海道,本州,伊豆諸島,小笠原諸島,四国,九州,対馬,屋久島,種子島,口永良部島
クロイワツチバチ
Scolia kuroiwae
九州,種子島,南西諸島
キオビツチバチ
Scolia oculata
北海道,本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島,種子島,口永良部島
ツマアカツチバチ
Scolia sinensis
本州,奄美大島
ヤスマツツチバチ
Scolia yasumatsui
本州,九州
ヤエヤマクロツチバチ
Scolia yayeyamensis
八重山諸島
 
写真は7月7日に近所の林縁の石垣上に飛来した♀を撮影したもの。飛来直後は腹部背面の模様が派手だったが残念ながらすぐに翅を閉じて、またすぐに飛び去ってしまった。最初のショットは露出オーバーして撮影に失敗したが、腹部の特徴は比較的よく映っていた。珍しいハチではないと思うので今後はシャッターチャンスを逃さないようにしたい。
PHOTO


(2024.7.7)
 
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