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バラハキリバチ
学名:Megachile nipponica nipponica

草の葉上で休む♀(2023.9.30)
Data
和名 バラハキリバチ
体長 ♂:9〜13mm
♀:10〜14mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,種子島
出現期 5〜10月
花粉、花の蜜
 幼虫は親バチが花粉を蜜で練った団子を食べる。
解説 ハキリバチの一種。
体色は黒色で茶褐色の毛を生やす。腹部背面は各節の後縁に沿って淡褐色の毛帯がある。
胸部に生える毛は♂では茶色味が強い傾向があるが、♀では淡灰褐色をしている。ただし、個体差もあるので確実ではない。
葉を切って巣穴に敷き詰めて花粉を蜜で練った団子に卵を産み付けて育成する。
ツルガハキリバチ(Megachile tsurugensis)に似るが、ツルガハキリバチでは頭頂部と胸部背面に黒色の毛が生えている点で区別できる。
奄美大島から沖縄島に生息する個体は体毛の色が濃いことから別亜種(Megachile nipponica amamiensis)とされる。
 
トップの写真は川沿いの歩道の草の葉上に止まった♀を撮影したもの。腹部第2〜4背板後縁の毛帯はスミスハキリバチ(Megachile humilis)にも似ているように感じたが、スミスハキリバチの後縁沿いにある明瞭な横隆条が見られないことから本種と判断した。
♂の写真は7月14日に対馬で撮影したもの。
PHOTO

草の葉上で休む♂
(2019.7.14 対馬)
 
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