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ニセケバエ亜科の一種
学名:Scatopsinae gen. sp.

自宅の外灯に飛来した本種(2024.9.7)
Data
和名 ニセケバエ亜科の一種
体長 約3mm
分布 本州
出現期 9月
不明
 幼虫は腐食植物を食べる。
解説 ニセケバエの一種。
全体的に黒色で脛節以降は汚黄褐色。
頭部及び複眼は細長い。
翅はやや暗化した透明。
本科の中ではナガサキニセケバエ(Coboldia fuscipes)が知られており本種と似ているが、ナガサキニセケバエと比べると本種の頭部は明らかに縦長だったので別種と思われる。その他の既知種は皆脚全体が黒色のようですべての特徴が合致する種は知られていないようであった。
マイナーな種のため、恐らく新種は多いと思われる。
ニセケバエ科には他にカドムネニセケバエ亜科もいるが、こちらは和名の通り胸部が中央で角ばって体型が異なっている。
 
国内に生息するニセケバエ亜科(Scatopsinae)は以下の4属4種。
和名/学名 分布
ナガサキニセケバエ
Coboldia fuscipes
北海道,本州,四国,九州
クロツヤニセケバエ
Scatopse notata
北海道,本州,四国,九州
(和名なし)
Rhegmoclemina spp.
本州(神奈川県)
(和名なし)
Swammerdamella spp.
本州(神奈川県)
 
写真は9月7日の夜、自宅の外灯に飛来した本種を撮影したもの。本種は昔、カブトムシかクワガタのマットから発生したことがあり、いつもよく大発生するクロバネキノコバエとは明らかに異なっていたので印象に残っていた。定規を当てたことで飛び去ってしまったので次回飛来したら超マクロで撮影したいところ。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した本種
(2024.9.7)
 
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