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ヒメセマダライエバエ
学名:Graphomya rufitibia

♂(2009.1.1)
Data
和名 ヒメセマダライエバエ
 別名:ヒメセマダラハナバエ
体長 6〜7mm
分布 本州,四国,九州,南西諸島
出現期 3〜11月
動物の糞や死骸,果実
解説 やや小型のイエバエ。
胸部の地色は灰黄色で、5本の黒い縦筋がみられる。
♀の模様は灰黄色の部分が広い。
近似種には本種より大型のセマダライエバエがおり、模様は似ているが、約8〜10mmと大きく、体長だけで同定することができるが、管理人の経験から♀においては以下のような違いが見られた。
セマダライエバエの♀の胸部の模様は本種より明瞭で、中央の1対の縦筋の間も黒ずまない。
頭部中央の黒い縦条の間に黄白色の紋があるなどの違いが見られた。
 
国内に生息するGraphomya属は以下の2種。
和名/学名 分布
セマダライエバエ
Graphomya maculata
北海道,本州,四国,九州,南西諸島
ヒメセマダライエバエ
Graphomya rufitibia
本州,四国,九州,南西諸島
 
写真は1月1日に木の幹に止まっている♂を発見し撮影したもの。12月23日に♀を撮影しているが、♂も同じ場所の隣の木で発見することができた。♂は初めて見るが、大きさや色彩など想像通りのフォルムで少し嬉しい。近似種のセマダライエバエはこの場所では見られなかった。
PHOTO

♂の頭部
(2009.1.1)


タブノキに止まっていた。
(2008.12.23)
 
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