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オオゴキブリ
学名:Panesthia angustipennis spadica

落ち葉の下にいた本種(2014.7.27 静岡県)
Data
和名 オオゴキブリ
 別名:クマゴキブリ
体長 40〜43mm
分布 本州,佐渡島,友ヶ島,隠岐,淡路島,四国,伊島,九州,平戸島,対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,種子島,屋久島
出現期 6〜10月
 朽木内では年中見られる。
腐朽材
解説 森林に棲息する大型のゴキブリ。
全身黒色でやや鈍い光沢をもつ。
湿った朽木の樹皮下や洞内に潜んでいる。
狭い樹皮下などで生活する為、成熟した成虫は両翅共に失われている場合が多い。
♂では前胸背の前縁に1対の角突起があるが、♀では小さい。
本種は幼虫を産む卵胎生。
 
国内に生息するオオゴキブリ属(Panesthia)は本種のみで以下の2亜種。
和名/学名 分布
オオゴキブリ
Panesthia angustipennis spadica
本州,佐渡島,友ヶ島,隠岐,淡路島,四国,伊島,九州,平戸島,対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,種子島,屋久島
(ヤエヤマオオゴキブリ)
Panesthia angustipennis yayeyamensis
石垣島,西表島
 
写真は7月27日の夜3時頃、静岡県の標高600m付近の雑木林の落ち葉の下にいた本種を撮影したもの。移動中だったらしく、落ち葉から半分ほど黒光りした体が出ており、ライトトラップに飛来したクワガタにしては大きすぎると思い、落ち葉を捲ると本種がでてきた。クロゴキブリと違って重量感があり走って逃げたりせずどっしりとしていて貫禄があった。前胸背の角突起が小さいので♀だと思う。
PHOTO

雑木林の落ち葉の下にいた本種@
(2014.7.27 静岡県)

雑木林の落ち葉の下にいた本種A
(2014.7.27 静岡県)

雑木林の落ち葉の下にいた本種B
(2014.7.27 静岡県)

雑木林の落ち葉の下にいた本種C
(2014.7.27 静岡県)

雑木林の落ち葉の下にいた本種D
(2014.7.27 静岡県)
 
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