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マエグロシラオビアカガネヨトウ
学名:Phlogophora albovittata

ライトトラップに飛来した本種(2016.5.29)
Data
和名 マエグロシラオビアカガネヨトウ
開張 36〜40mm
分布 本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 5〜10月
花の蜜など
 幼虫はシシガシラ科(シシガシラ),ツルシダ科(タマシダ),バラ科(クサイチゴ),ナス科(キダチチョウセンアサガオ),スイカズラ科(ハマニンドウ】、タデ科(ミズヒキ)の葉を食べる。
解説 アカガネヨトウ族の一種。
頭部及び胸部背面は黒色。
前翅は白色で、太い黒色の横帯がある。
同属に本種と酷似したシラオビアカガネヨトウがいるが、シラオビアカガネヨトウでは内横線の白帯が前縁に到達するのに対し、本種では到達しないことで区別できる。ただし、前翅を畳む時に前縁沿いを折り曲げることにより、本種であっても真上からみると前縁に達しているように見えるため注意が必要である。
海外では台湾,中国に分布している。
 
国内に生息するPhlogophora属は以下の4種。
和名/学名 分布
シラオビアカガネヨトウ
Phlogophora illustrata
北海道,本州,四国,九州
マエグロシラオビアカガネヨトウ
Phlogophora albovittata
本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島
モンキアカガネヨトウ
Phlogophora aureopuncta
北海道,本州,四国,九州
キグチヨトウ
Phlogophora beatrix
択捉島,国後島,色丹島,歯舞群島,北海道,本州
 
トップの写真は5月29日4時前、神奈川県南部の標高100m付近の林内に飛来した本種を撮影したもの。早いうちに飛来して活発に飛翔していたが、明け方にはポールの根元付近に止まってじっとしていた。同じ場所で10月22日にも飛来した。
山梨県での写真は7月26日の夜、標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2016.5.29)

ライトトラップに飛来した本種A
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種B
横から見ると白帯が前縁に達していないことが分かる。
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種C
(2012.7.26 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種@
(2016.10.22)

ライトトラップに飛来した本種A
(2016.10.22)
 
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