ホーム > チョウ目 > ヤガ科 > モンヤガ亜科
 
カギモンヤガ
学名:Cerastis pallescens

ライトトラップに飛来した♂(2016.3.26)
Data
和名 カギモンヤガ
開張 ♂:36〜40mm
♀:37〜40mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 3〜5月
花の蜜など
 幼虫はサトイモ科(ウラシマソウ),ユリ科(アマドコロ)の葉を食べる。
解説 鍵穴のような黒い紋が特徴的なモンヤガ。
地色は褐色で腎状紋と環状紋の前翅後縁側が黒褐色でかぎ状の黒紋となる。
かぎ状の黒紋には変異があり、地色で目立たない個体や2つの紋に分離する個体などが見られる。
♂の触角は両櫛歯状、♀では糸状。
春に出現する普通種で7月頃に蛹化し、そのまま蛹で越冬するという。
海外ではサハリン,朝鮮半島,ロシア南東部,アムールに分布している。
 
トップの写真は3月26日の夜、近所の林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。普通種ではあるが本種を見るのは9年ぶりだった。過去に撮影した個体もすべて♂なので♀はあまり飛ばないようだ。
下の写真は3月20日の夜、外灯に飛来した個体を撮影したもの。この日はかなり寒かったが、たくさんの蛾が飛来した。3月29日には紋が繋がった本種も飛来した。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した♂@
(2007.3.21)

自宅の外灯に飛来した♂A
(2007.3.21)

自宅の外灯に飛来した♂B
(2007.3.21)

自宅の外灯に飛来した♂C
この個体は紋が繋がっている。
(2007.3.29)

自宅の外灯に飛来した♂D
(2007.3.29)
 
先頭ページへ