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アカフツヅリガ
学名:Lamoria glaucalis

ライトトラップに飛来した♀(2012.7.22 静岡県)
Data
和名 アカフツヅリガ
開張 32〜36mm
分布 北海道,本州,四国
出現期 6〜8月
花の蜜
 幼虫の食草は不明。
解説 ツヅリガの一種。
腎状紋は暗色で内部は淡色。
♂は全体的に灰白色で、前翅前縁沿いは赤味を帯びた褐色。
♀は♂より大型で全体的に茶褐色。
外横線は翅脈に沿ってギザギザしている。
近縁種のオオツヅリガ(Aphomia zelleri)と酷似するが、前翅の2対の紋の大きさはあまり違わない点と、外縁の点列が明瞭でない点に対して本種では、紋の大きさは上の紋が小さく、下の紋が大きい点、外縁の点列が比較的明瞭という点で区別できる。また、オオツヅリガでは本州では少ないが、本種では各地に普通とされる。
 
写真は7月22日の夜、静岡県の標高600m付近の雑木林に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。♂の数が非常に多かったが、どの個体もボロボロで寿命間近といった様子だった。♀は1匹しか飛来せず、比較的新鮮な感じだった。オオツヅリガとの区別は正直かなり微妙で確実な同定ではないと思うが、「新訂 原色昆虫図鑑T」に雌雄毎の前翅長の数値と、上記の区別点に当てはまるのは本種であった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂たち
(2012.7.23 静岡県)
 
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