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トビスジシャチホコ
学名:Notodonta stigmatica

ライトトラップに飛来した本種(2012.7.27 山梨県)
Data
和名 トビスジシャチホコ
開張 ♂:42〜51mm
♀:約54mm
分布 北海道,本州,四国,九州(大分県)
出現期 5〜7月
食べない
 幼虫はカバノキ科(ダケカンバ,シラカンバ,ヤマハンノキ,ヤシャブシ)の葉を食べる。
解説 ウチキシャチホコ亜科の一種。
前翅は全体的に茶褐色で、前縁中央付近は白色で、内部に腎状紋がある。
近縁種のウチキシャチホコに酷似するが、前翅後縁前方が黄褐色で、内横線の後縁付近も広く黄褐色であるのに対し、本種では前翅後縁前方が黄褐色にならず、内横線の後縁付近も黄褐色にならない点で区別できる。
山地性で蛹で越冬。灯火に飛来する。
海外では、サハリンとロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するNotodonta属は以下の4種。
和名/学名 分布
マエジロシャチホコ
Notodonta albicosta
北海道,本州,四国,九州
トビスジシャチホコ
Notodonta stigmatica
北海道,本州,四国,九州(大分県)
ウチキシャチホコ
Notodonta dembowskii
北海道,本州,四国
トビマダラシャチホコ
Notodonta torva sugitanii
北海道,本州(中部地方の山地)
 
写真は7月27日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2012.7.27 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2012.7.27 山梨県)
 
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