ホソバシャチホコ | |
学名:Fentonia ocypete ocypete | |
ライトトラップに飛来した♂(2013.5.26 静岡県) |
Data | |
和名 | ホソバシャチホコ 別名(幼虫):腰高虫 |
開張 | ♂:42〜44mm ♀:約48mm |
分布 | 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島 |
出現期 | 5〜6,8〜9月 |
餌 | 食べない 幼虫はブナ科(ミズナラ,クリ,クヌギ,コナラ,カシワ,カシ類)の葉を食べる。 |
解説 |
大型のシャチホコガ。 前翅の中央には大きな暗褐色の紋がある。 斑紋には個体差があり、前翅基部から黒褐色の縦条の有る無しなどの変異がみられる。 本州の山地に出現する2化のものは、小型で後翅は白い。 ♂の触角は、根元から中間まで櫛歯状、♀は糸状。 幼虫は鮮やかな模様をしており、腰高虫と言われている。 海外では台湾,朝鮮半島,中国,ロシア南東部,ベトナムに分布し、台湾産とベトナム産は別亜種(crenulata)とされる。 ♀の写真は5月1日の夜に静岡県の渓流の橋で外灯に飛来した本種を撮影したもの。 幼虫の写真は8月8日に近所の林道でシラカシをビーティングして得られたもの。飼育下でコナラの葉も食べていたが残念ながら羽化には至らなかった。 |