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ブドウスズメ
学名:Acosmeryx castanea

サクラに止まる本種(2012.7.2 鹿児島県)
Data
和名 ブドウスズメ
開張 75〜90mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島,徳之島,沖縄島
出現期 4〜6月
樹液
 幼虫はブドウ科(ヤブガラシ,ブドウ,ノブドウ,エビヅル,ツタ)の葉を食べる。
解説 ブドウを食草とする大型のスズメガ。
全体的にやや紫色がかった茶褐色をしている。
胸部背面に先端が尖った山型の茶褐色の紋がある。
同属のハネナガブドウスズメとよく似ているが、本種では前翅の亜外横線(前翅後縁沿いの白色の線)が後角まで届かず、外縁中央止まりであることで区別できる。また本種は一回り小さい。
 
国内に生息するAcosmeryx属は以下の2種。
和名/学名 分布
ハネナガブドウスズメ
Acosmeryx naga
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島,徳之島,沖縄島
ブドウスズメ
Acosmeryx castanea
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島,奄美大島,徳之島,沖縄島
 
写真は7月2日の夜、鹿児島県の外灯に飛来してそばのサクラの葉に止まった本種を撮影したもの。風で揺れるので撮影には非常に時間が掛かってしまった。
PHOTO

サクラに止まる本種@
(2012.7.2 鹿児島県)

サクラに止まる本種A
(2012.7.2 鹿児島県)
ハネナガブドウスズメとの相違点

ブドウスズメ
前翅の亜外横線が後角まで届かず、外縁中央部止まり。
(2012.7.2 鹿児島県)

ハネナガブドウスズメ
前翅の亜外横線が後角まで届く。
(2009.7.12)
 
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