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オキナワルリチラシ(八重山諸島亜種)
学名:Eterusia aedea okinawana

ライトトラップに飛来した♂(2019.10.21 西表島)
Data
和名 オキナワルリチラシ(八重山諸島亜種)
開張 44〜77mm
分布 石垣島,西表島,与那国島
出現期 5〜11月
花の蜜
 幼虫はサカキ科(ヒサカキ),ツバキ科(ヤブツバキ,チャノキ,イジュ),ハイノキ科(ミミズバイ),ノボタン科(ノボタン類)の葉を食べる。
解説 輝くような緑色が美しいホタルガの一種。
前翅の地色は光沢のある緑色で帯状の白い斑紋がある。
♂の触角は両櫛歯状、♀も櫛歯状だが短く先端付近がやや膨らむ。
本種は国内で8亜種に分けられ、八重山諸島で見られる個体はその中でも最大で白紋の周囲が瑠璃色で縁どられる。♂はやや赤味を帯びるのも特徴とされる。
基本的に昼行性だが♂は夜間灯火にも飛来する。
海外では台湾,中国,インドシナ半島北部,ヒマラヤ地方,インド南部,スリランカ,韓国南西の離島,可居島などに分布している。
 
国内の本種は以下の8亜種に分けられている。
亜種区分/学名 分布
本土亜種
Eterusia aedea sugitanii
本州,四国,九州,隠岐,対馬,筑前沖ノ島
屋久島亜種
Eterusia aedea micromaculata
屋久島,種子島
トカラ列島中之島亜種
Eterusia aedea masatakasatoi
トカラ列島(中之島)
奄美大島亜種
Eterusia aedea tomokunii
奄美大島
徳之島亜種
Eterusia aedea hamajii
徳之島
沖縄島亜種
Eterusia aedea sakaguchii
沖永良部島,沖縄島,慶良間諸島
久米島亜種
Eterusia aedea azumai
久米島
八重山諸島亜種
Eterusia aedea okinawana
石垣島,西表島,与那国島
 
写真は10月21日の夜、西表島の森林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
(2019.10.21 西表島)

ライトトラップに飛来した♂A
(2019.10.21 西表島)
 
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