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ウスオエダシャク
学名:Chiasmia hebesata

ウスオエダシャク(2006.8.14)
Data
和名 ウスオエダシャク
開張 20〜25mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,種子島,トカラ列島(宝島),奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
出現期 5〜9月
花の蜜など
 幼虫はマメ科(ヤマハギ,マルバハギ,メドハギ,ヤハズソウなど)の葉を食べる。
解説 エダシャクの一種。
明るい灰褐色の地色に3本の褐色の横線がある。
後翅の中横線と外横線の間に比較的明瞭な黒紋がある。更に外横線の外側に黒褐色斑が出る個体も見られる。
海外では台湾,朝鮮半島,中国,ロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するChiasmia属は以下の5種(2亜種)。
和名/学名 分布
フタテンオエダシャク
Chiasmia defixaria
北海道,本州,伊豆大島,四国,九州,対馬,屋久島,トカラ列島(宝島)
ナガオエダシャク
Chiasmia cinerearia
対馬
ウスオエダシャク
Chiasmia hebesata
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,種子島,トカラ列島(宝島),奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
オキナワオエダシャク
Chiasmia emersaria
屋久島,沖縄島,石垣島
ヒメアミメエダシャク(本州亜種)
Chiasmia clathrata albifenestra
本州(中部地方山地)
ヒメアミメエダシャク(北海道亜種)
Chiasmia clathrata kurilata
北海道
 
トップの写真は8月14日に雑木林を歩いていると本種が飛んできて地面に止まったところを撮影したもの。新潟県の標高200m付近でのライトトラップでは紫褐色がかった個体が飛来した。静岡県では海岸近くの林道にいた外横線外側に黒褐色斑がある個体を撮影できた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2018.4.29 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2018.4.29 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種B
(2018.4.29 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種C
外横線の外側に黒褐色斑がある個体。
(2021.7.24 静岡県)
 
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