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ハグルマノメイガ
学名:Nevrina procopia

ライトトラップに飛来した本種(2017.10.16 西表島)
Data
和名 ハグルマノメイガ
開張 28〜35mm
分布 トカラ列島(宝島),奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
出現期 5〜10月
花の蜜など
 幼虫はミツバウツギ科(ショウベンノキ,ゴンズイ)の葉を食べる。
解説 車輪のような模様を持つノメイガの美麗種。
前翅の地色はオパールのような光沢を持つ美しい白色、前翅基部は黄色で内部に黒点がある。
基部より外側は翅脈に沿って黒い筋がある。
海外では台湾,中国,東南アジアに分布している。
 
トップの写真は10月16日の夜0時頃、西表島の標高120m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。図鑑の上では出現期は9月までで飛来したのは1匹のみだったもののかなり新鮮な個体だった。オパールのような光沢の美しさを写真で伝える難しさを感じた。
前回の写真は7月11日の夜1時半頃、ホテルの敷地内の林縁にあるサガリバナの葉の裏に止まっている本種を2匹見つけ撮影したもの。インパクトある本種は一度見たいと思っていたので感激だった。夜間に咲くサガリバナは満開だったが、終始葉の裏でじっとしていた。どうやら本種の翅の斑紋は糸状の花びらを持つサガリバナに似せたものらしい。2匹共、かなり低い位置の葉の裏に止まっていた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2017.10.16 西表島)

サガリバナの葉の裏にいた個体@
(2017.7.11 西表島)

サガリバナの葉の裏にいた個体A
(2017.7.11 西表島)
 
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