ウスベニスジナミシャク | |
学名:Esakiopteryx volitans | |
コナラ上のウスベニスジナミシャク(2012.3.9) |
Data | |
和名 | ウスベニスジナミシャク |
開張 | 20〜25mm |
分布 | 北海道,本州,四国,九州,対馬 |
出現期 | 3〜4月 |
餌 | 花の蜜など 幼虫はブナ科(アベマキ,イヌブナ,アラカシ,ナラガシワなど)の葉を食べる。 |
解説 |
繊細な筋模様が印象的なナミシャク。 模様の色彩には黒褐色のものから緑色を帯びたものまで個体変異がある。 触角は雌雄共に糸状。 平地から1000m以上の山地まで広く分布している。山地では出現期が遅れ、4月下旬から5月中旬まで見られるという。 日中に活動するが、灯火にも飛来する。 海外では朝鮮半島,中国,ロシア南東部に分布している。 国内に生息するEsakiopteryx属は本種のみ。 2月23日の写真は近所の畑周辺を飛んでいた個体で、複数の本種が弱々しく飛んでよく地面に止まるのだが結構敏感で近づくとまた飛んで逃げることが多かった。よく見ると畑の土に口吻を刺して水分を吸っているようだった。生態まで書かれた図鑑はほぼないが昼行性であることはまず間違いないと思う。 |
PHOTO | |
畑にいた個体 (2021.2.23) |
コナラに止まる本種 (2013.3.9) |
外灯に飛来した本種@ (2007.2.26) |
外灯に飛来した本種A 当ページはどれも別個体だが、模様の変異は少なかった。 (2007.2.26) |