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セスジナミシャク
学名:Evecliptopera illitata illitata

ライトトラップに飛来した本種(2013.5.31)
Data
和名 セスジナミシャク
開張 ♂:22〜25mm
♀:24〜28mm
分布 本州,伊豆大島,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 4〜6,9〜10月
 高地では7〜8月に出現。
花の蜜
 幼虫はアケビ科(アケビ,ミツバアケビ)の葉を食べる。
解説 茶褐色に多数の細い白筋模様が特徴のナミシャク。
通常、暗褐色の地色に明瞭な白い線模様に前翅後方の白線の収束部には大きな黄褐色紋がある。
この特異な斑紋は、天敵からの攻撃を急所から反らす効果がある。
春に出現する個体には前翅前方の一番外側にある横線が淡く、黄褐色紋が痕跡程度の異常型が出現し、f.insurgensとされ、正常型はf.excurrensとされている。季節型かどうかは不明とされている。
海外では朝鮮半島と台湾に分布、台湾産は別亜種とされる。
 
トップの写真は5月31日の夜、近所の雑木林に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。比較的よく見られる種だが、何度見てもインパクトのある模様でつい撮影せずにはいられない。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2013.5.31)

ライトトラップに飛来した本種A
(2013.5.31)

自宅の外灯に飛来した本種@
(2015.5.24)

自宅の外灯に飛来した本種A
(2011.6.17)

自宅の外灯に飛来した本種B
(2011.6.17)

自宅の外灯に飛来した本種C
(2013.3.29)

タブノキ上の本種@
(2010.4.17)

タブノキ上の本種A
(2010.4.17)

タブノキ上の本種B
(2010.4.17)

異常型(f.insurgens)@
自宅の外灯に飛来した個体。
前翅後方の黄褐色紋が淡い異常型。
(2007.4.21)

異常型(f.insurgens)A
(2007.4.21)

葉上の本種
小川周辺の草むらで見つけたもの。外敵にやられたようで翅の一部が欠けていた。模様の効果が功を奏したようだ。
(2006.7.8)
 
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