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キホソスジナミシャク
学名:Lobogonodes erectaria

モミ上の本種(2009.7.18 静岡県)
Data
和名 キホソスジナミシャク
開張 ♂:18〜21mm
♀:20〜25mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 4〜6月
 山地では6〜7月。
花の蜜など
 幼虫はアジサイ科(ツルアジサイ)の葉。
解説 多数の筋模様が美しい山地性のナミシャク。
暗褐色の地色に、白色の筋模様がある。
前翅の中央前縁寄りに白く縁取られた黒い紋がある。
 
写真は7月18日に静岡県の山地のモミの木に飛来して汁を吸っている個体を撮影したもの。下向きに止まるので、下から見上げるようにして撮影した。
大変綺麗な模様で一見目立ちそうに見えるが、実際に見ると周りの景色に溶け込み、止まっていると見つけにくい。本種の模様は、迷彩効果の役目を果たしており、一つの形を認識する能力を複雑な筋模様で妨げていると思われる。
7月27日の写真は、山梨県の標高1,600m付近に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。
PHOTO

モミ上の本種
(2009.7.18 静岡県)

ライトトラップに飛来した本種
(2012.7.27 山梨県)
 
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