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ミノガ科 Bambalina属の一種
学名:Bambalina sp.

♂(2008.7.19)
Data
和名 ミノガ科 Bambalina属の一種
 別名:ミノガ,クロツヤミノガ
開張 19〜24.5mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島,南西諸島
出現期 5〜6月
なし
 幼虫は多食性で、各種地衣類や陸生藻類,苔類,樹木の葉などを食べる。
解説 蓑虫として有名なミノガ。
♂は羽化し、普通の蛾の姿になるが、♀は一生蓑虫のままで過ごす。
♂は全身黒褐色で特に模様はない。
♂の触角は羽毛状に発達しており、♀の出すフェロモンを感じて♀を探し当てることができる。
本種はミノガ(Canephora asiatica)とされていたが、後にキタクロミノガ(Canephora pungelerii)のご同定であることが判明し、Bambalina属の一種とされるようなったものの、Bambalina属のタイプ種(Bambalina consorta)の実体が明らかでない上、本種がKophene属にも類似していることから今後も属が変更される可能性があるとされている。
 
写真は7月19日に自宅の庭で、蓑虫に来た本種の♂を撮影したもの。夕方その蓑虫を見てみると蓑の先から白い♀が出てきてそのまま下に落ちてしまった。残念ながらいくら地面を探しても♀を見つけることができなかった。どうやらミノムシの仲間は最後は蓑から脱出して死ぬらしい。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した♂@
(2014.6.1)

自宅の外灯に飛来した♂A
(2014.6.1)

自宅の外灯に飛来した♂B
(2014.6.1)

♂@
(2008.7.19)

♂A
(2008.7.19)

蓑虫(♀)に来た♂@
(2008.7.19)

蓑虫(♀)に来た♂A
(2008.7.19)

蓑から出てきた♀
(2008.7.19)
 
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