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トビイロシマメイガ
学名:Hypsopygia regina

ライトトラップに飛来した本種(2015.8.15)
Data
和名 トビイロシマメイガ
開張 10〜20mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島,利島),四国,九州,対馬,種子島,屋久島,沖縄島
出現期 6〜9月
花の蜜
 幼虫はイチイ科(イチイ)の葉,マツ科(エゾマツ)の葉、ヒノキ科(タマヒムロ)の葉,ヒノキ科(スギ)の球果,スズメバチ科(ヤマトアシナガバチ)の巣を食べる。
解説 赤と黄色をした綺麗な小型のメイガ。
前翅は暗紫紅色で、内・外横線は黒っぽく、外横線は前翅前縁で太く黄色くなる。
後翅は鮮やかな赤色で2本の黄色い筋模様がある。翅の縁は黄色い長めの微毛が生える。
♂の触角は微毛状、♀では糸状。
翅を広げて止まることが多い。
海外では朝鮮半島,中国,ロシア南東部,東南アジア,インド,スリランカに分布している。
 
トップの写真は8月15日の夜、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。アピールするように派手な翅を広げるが、近所の杉林の周囲にあったカラスウリの葉の裏にいた個体では、撮影の為に葉をそっと取って撮影して驚くと翅を畳み、しばらくするとすぐに扇子を開くかのように翅を広げた。
静岡県での写真は標高600m付近の疎林内で日中にカキノキの葉の裏にいた本種を撮影したもの。
PHOTO

カキノキの葉の裏にいる本種
(2018.6.2 静岡県)

カラスウリの葉の裏に止まっている本種@
近所の杉林で撮影。
(2008.8.18)

カラスウリの葉の裏に止まっている本種A
(2008.8.18)

自宅の外灯に飛来した個体@
(2006.6.3)

自宅の外灯に飛来した個体A
(2006.6.3)
 
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