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ホソオビアシブトクチバ
学名:Parallelia arctotaenia

ツツジ上の本種(2012.7.5 鹿児島県)
Data
和名 ホソオビアシブトクチバ
開張 38〜44mm
分布 北海道,本州,四国,九州,沖縄島,石垣島
出現期 5〜10月
果実
 幼虫はバラ科(バラ),ブナ科(ウバメガシ),トウダイグサ科(カキバカンコノキ,トウゴマ),ミソハギ科(サルスベリ)などの葉を食べる。
解説 褐色に白い横帯が特徴的なアシブトクチバの一種。
前翅後方は枯葉がカールしたような模様がある。
 
国内に生息するParallelia属は以下の4種。
和名/学名 分布
アシブトクチバ
Parallelia stuposa
本州,四国,九州,対馬,トカラ列島,奄美大島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島
タイリクアシブトクチバ
Parallelia mandschurica
本州
ホソオビアシブトクチバ
Parallelia arctotaenia
北海道,本州,四国,九州,沖縄島,石垣島
ヒメアシブトクチバ
Parallelia dulcis
本州(宮城県以南),四国,九州,対馬
 
写真は7月5日に鹿児島県のツツジに止まった本種を撮影したもの。最初は飛翔していたが、ツツジの枝に逆さに止まったので見上げるようにして撮影した。一見目立ちそうな白い横帯も、下から見ると枝と枝の隙間に見え、更に落ち葉がカールした斑紋と相まって擬態効果は絶大であった。
虫ナビ紹介種は本種で2,300種目となった。
 
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