ホーム > チョウ目 > ヒトリガ科 > コケガ亜科
 
オオベニヘリコケガ
学名:Melanaema venata venata

ライトトラップに飛来した本種(2015.9.20 静岡県)
Data
和名 オオベニヘリコケガ
開張 27〜31mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 6,8〜9月
花の蜜など
 幼虫は地衣類などを食べる。
解説 色彩が美しいコケガの一種。
前翅の地色は黄色で、赤い縁取りがあり、翅脈上が黒色。
翅の赤みに応じて、四国産を(shikokuensis)、九州産を(kyushuensis)にされていたが、最近では変異は連続的なものとしてシノニムとされている。
海外ではサハリン,朝鮮半島,ロシア南東部に分布している。
国内に生息するMelanaema属は本種のみ。
 
トップの写真は9月20日の夜1時半頃、静岡県の標高600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。この日は3匹飛来し、写真は最後に飛来した個体で、最も新鮮で色彩が鮮明だった。
下の静岡県での写真も同じ場所で行ったライトトラップに飛来したもので6月24日の丁度2時を周ったところで飛来した。
コケガの仲間は英名でタイガーモスと呼ばれるほど色彩が鮮やかな種が多いが、本種も他種に負けず個性的な模様をしていて、目を見張るものがある。
新潟県では標高200m付近でライトトラップしたところ、3匹かそれ以上の本種が飛来していた。珍しく後翅を見せているところを撮影することができた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2017.9.16 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2017.9.15 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種B
(2018.7.14 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種C
(2012.6.24 静岡県)
 
先頭ページへ