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ヤマノモンキリガ
学名:Sugitania clara

糖蜜トラップに飛来した本種(2015.11.28)
Data
和名 ヤマノモンキリガ
開張 31〜36mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 1,10〜12月
樹液,花の蜜,腐った果実
 幼虫はブナ科(ブナなど)の葉を食べる。
解説 キリガの一種。
前翅の地色は淡褐色で環状紋と腎状紋は黒色の山型をしており、根元で基部まで縦線上で繋がっている。
前翅の亜外横線上に2つの黒点がある。
本種を含む同属の3種は以前、スギタニモンキリガ(Sugitania lepida)とされていたが、スギタニモンキリガでは前縁沿いの黒点が腎状紋の真上に位置し、亜外横線上の黒点列が不鮮明、スミレモンキリガ(Sugitania akirai)では小型で前縁沿いに台形の暗色の染み、亜外横線上に茶褐色点があるが不明瞭、ヤマノモンキリガでは前縁沿いの黒点が腎状紋より後方に位置し、亜外横線上に明瞭な2点の黒点があることなどで3種類に分けられている。
海外では朝鮮半島に分布している。
 
写真は11月28日の夜9時前、近くの疎林内のクスノキに設置した糖蜜トラップに飛来した本種を撮影したもの。光に敏感ですぐに飛んで逃げてしまった。
PHOTO

糖蜜トラップに飛来した本種
(2015.11.28)
 
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