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ウスシタキリガ
学名:Enargia paleacea

ライトトラップに飛来した淡褐色の個体(2012.9.15 山梨県)
Data
和名 ウスシタキリガ
開張 34〜40mm
分布 本州(関東地方以西),四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島
出現期 8〜9月
 卵で越冬する。
樹液,花の蜜,腐った果実
 幼虫はカバノキ科(シラカンバ)の葉を食べる。
解説 キリガの一種。
♂の触角は鋸歯状、♀では糸状。
地色は淡褐色から橙褐色まで変異がある。
内横線,外横線,環状紋,腎状紋は明瞭。
内横線は中央付近で角ばる。
腎状紋は後縁側に暗色紋がある。
晩夏に出現し、灯火に飛来する。
海外では、朝鮮半島,中国,モンゴル,ロシア南東部〜ヨーロッパまで広い分布している。
 
写真は9月15日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。淡褐色の個体だったが、その後同じ場所で実施したライトトラップに橙褐色の個体も飛来した。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
橙褐色の個体。
(2015.8.10 山梨県)
 
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