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キイロキリガ
学名:Xanthia togata

ライトトラップに飛来した本種(2015.10.16 山梨県)
Data
和名 キイロキリガ
開張 29〜33mm
分布 北海道,本州(東北地方〜中部地方)
出現期 9〜10月
樹液,花の蜜,腐った果実
 幼虫の食草は国内では未知。ヨーロッパではバラ科(サクラ類,キイチゴ類),ヤナギ科(ヤナギ類,ポプラ類),モクセイ科(トネリコ類),ニレ科(ニレ類),ツツジ科(コケモモ類)の葉を食べる。
解説 山地性の黄色いキリガ。
地色は鮮やかな黄色で、茶色の斑紋がある。
♂の触角は繊毛状、♀では糸状。
本種は同属のオオモンキキリガ(Xanthia tunicata)に似るが、腎状紋下部に明瞭な丸い褐色紋があるのに対し、本種には無い点で区別できる。
海外では、サハリン,千島列島,朝鮮半島,中国,モンゴル,ロシア南東部〜ヨーロッパまで広く分布している。
 
トップの写真は10月16日の夜、山梨県の標高1,000m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。以前、9月16日に山梨県の標高1,600m付近の林縁で初めて1匹飛来した以来だったが、この場所では多数が飛来し他の蛾に比べても一番数が多かった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.10.16 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2015.10.16 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種B
(2012.9.16 山梨県)
 
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