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ミヤケカレハ
学名:Takanea miyakei

ライトトラップに飛来した♂(2012.7.27 山梨県)
Data
和名 ミヤケカレハ
開張 ♂:約32mm
♀:約35mm
分布 北海道,本州(山地のみ)
出現期 6〜8月
食べない
 幼虫はマツ科(コメツガ)の葉を食べる。
解説 マツ科のコメツガを食草とするカレハガ。
カレハガとしては小型。触角は♂では櫛歯状、♀では糸状。♀は滅多に採れないという。
山地性で本州では主に中央山地に生息している。
近似種にオオミヤケカレハがいるが、本種よりもやや大型で翅は赤味が強く、生態面でも高山性ではなく、分布域も本州の紀伊半島,四国,九州に生息している。
 
国内に生息するTakanea属は以下の2種。
和名/学名 分布
ミヤケカレハ
Takanea miyakei
北海道,本州(山地のみ)
オオミヤケカレハ
Takanea excisa japonensis
北海道,本州(紀伊半島),四国,九州
 
写真はいずれも夜間に山梨県の標高1,600m付近の明かりに飛来した本種を撮影したもの。高地の為、普段見られない針葉樹も多く、本種の食草も同様だが、近くにコメツガと書かれたネームプレートが掛かった木があり、カラマツに混じってよく見られる針葉樹であることが分かった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
(2012.7.27 山梨県)

ライトトラップに飛来した♂A
(2012.7.27 山梨県)

外灯に飛来した♂
(2011.8.11 山梨県)
 
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