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ヤマトカギバ
学名:Nordstromia japonica

ササの葉上の本種(2012.6.10)
Data
和名 ヤマトカギバ
開張 ♂:29〜31mm
♀:29〜34mm
分布 本州,四国,九州,対馬
出現期 4〜6,8〜10月
食べない?
 幼虫はブナ科(クリ,クヌギ,コナラ,アベマキ)の葉を食べる。
解説 前翅先端が突き出るカギバガの仲間。
翅は黄褐色で茶褐色の横線が2本、線の間に1対の小さい紋がある。
♂の触角は櫛歯状、♀では糸状。
カギバガ亜科の成虫の口吻は縮小傾向にあり、完全に退化している種もあるとされるので、本種も後食しないと思われるが、詳細は不明。
海外では中国に分布している。
 
国内に生息するNordstromia属は以下の3種。
和名/学名 分布
ヤマトカギバ
Nordstromia japonica
本州,四国,九州,対馬
サキシマカギバ
Nordstromia duplicata
石垣島,西表島
エゾカギバ
Nordstromia grisearia
北海道,本州,四国,九州
 
トップの写真は6月10日にクヌギが生える林縁のササの葉上に止まっていた本種を撮影したもの。人通りも多い道沿いだったが、皆素通りしており、数時間経過後再度通りがかったが、逃げることなくじっとしていた。普通の人には落ち葉にしか見えないようだ。
5月17日に静岡県の標高600m付近の雑木林で行なったライトトラップにも本種が飛来し、日中の個体では確認できなかった触角を見ることができた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂@
(2013.5.17 静岡県)

ライトトラップに飛来した♂A
(2013.5.17 静岡県)

ライトトラップに飛来した♂B
(2013.5.17 静岡県)

ライトトラップに飛来した♂C
(2013.5.17 静岡県)

ササの葉上の本種@
(2012.6.10)

ササの葉上の本種A
(2012.6.10)

ササの葉上の本種B
(2012.6.10)

ササの葉上の本種C
(2012.6.10)

チヂミザサ上の本種
(2006.8.20)
 
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