ホーム > チョウ目 > ヒトリガ科 > ヒトリガ亜科
 
ヒトリガ
学名:Arctia caja phaeosoma

ライトトラップに飛来した本種(2017.9.16 新潟県)
Data
和名 ヒトリガ
開張 ♂:62mm
♀:80mm
分布 北海道,本州
出現期 8〜9月
なし
 幼虫は多食性でクワ科(クワ),スグリ科(スグリ),アサ科(アサ),レンプクソウ科(ニワトコ),オオバコ科(オオバコ)など様々な植物の葉を食べる。
解説 鮮やかな色彩をしたヒトリガの一種。
前翅の地色は黒色で白色の帯状の斑紋がある。斑紋の形状は個体差が激しい。
後翅は橙赤色で青色の光沢がある円形の黒紋が複数ある。
晩夏から秋口にかけて出現し、標高が高いほど出現は遅れる。
本州では夜半過ぎから活動する傾向があるようだ。成虫の口吻は退化して後食することはない。
幼虫は黒〜茶色の毛むくじゃらの毛虫でクマケムシと呼ばれ、よく歩き回り道路などを横断することが多い。
国内の個体は日本産亜種で、海外では朝鮮半島〜ヨーロッパ,北アメリカに分布している。
 
写真は9月16日の夜、新潟県の標高200m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。日中に山登りをしていたら車に轢かれた本種を発見し、ライトトラップでの飛来を期待していたところ、深夜3時半頃にひらいしたものの活発に飛び回った挙句飛び去ってしまった。4時頃に再度飛来してようやく止まってくれた。止まってしばらくすると翅を畳んでしまうが突いたりちょっかいを出すと威嚇のために再度後翅を見せた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2017.9.16 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2017.9.16 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種B
(2017.9.16 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種C
(2017.9.16 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種D
(2017.9.16 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種E
(2017.9.16 新潟県)

ライトトラップに飛来した本種F
(2017.9.16 新潟県)
 
先頭ページへ