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ヨモギネムシガ
学名:Epiblema foenella

ライトトラップに飛来した本種(2015.9.6)
Data
和名 ヨモギネムシガ
 別名:フタツメヒメハマキ
開張 13〜25mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島,石垣島
出現期 5〜9月
不明
 幼虫はキク科(ヨモギ,オオヨモギ)の茎の内部を食べる。
解説 白色の鉤状紋が特徴的なヒメハマキの一種。
地色は暗褐色で、前翅後縁沿いから延びる白色の鉤状の紋があり、形状は個体差が激しい。
幼虫は根際の茎の内部に棲息する。
海外では台湾,朝鮮半島,中国,ロシア,モンゴル,インド,中央アジア,ヨーロッパ,イギリスに分布している。
 
国内に生息するEpiblema属は以下の9種。
和名/学名 分布
ヨモギネムシガ
Epiblema foenella
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島,石垣島
クロウンモンヒメハマキ
Epiblema inconspicua
北海道,本州,四国,九州,対馬
プライヤヒメハマキ
Epiblema pryerana
北海道,本州,四国,九州
スギヒメハマキ
Epiblema sugii
本州,九州
シロモンチャヒメハマキ
Epiblema expressana
本州
ニセシロモンクロヒメハマキ
Epiblema macrorris
本州(岩手県)
ギンスジアカチャヒメハマキ
Epiblema quinquefasciana
北海道
ウンモンサザナミヒメハマキ
Epiblema rimosana
北海道,本州
ウスシロモンヒメハマキ
Epiblema autolitha
北海道,本州,四国,九州,対馬
 
トップの写真は9月6日の夜4時前、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。他の蛾類の数が減るのに反比例して本種は多数飛来した。
同じ場所でのライトトラップで7月頃から飛来しているが9月が最も多かった。本種の特徴の白い紋は繋がるタイプと分離するタイプの他、薄れているように見えるものももいるが擦れているわけではなく鱗粉自体が褐色になっているようだった。
山梨県では白い紋が非常に短いタイプも撮影できた。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2015.9.6)

ライトトラップに飛来した本種A
(2015.8.16)

ライトトラップに飛来した本種B
(2015.8.15)

ライトトラップに飛来した本種C
(2015.8.15)

ライトトラップに飛来した本種D
(2015.8.15)

ライトトラップに飛来した本種E
(2015.8.15)

ライトトラップに飛来した本種F
(2015.9.6)

ライトトラップに飛来した本種G
(2015.9.6)

ライトトラップに飛来した本種H
(2016.8.9 山梨県)

自宅の外灯に飛来した本種@
(2013.7.20)

自宅の外灯に飛来した本種A
(2013.7.20)

自宅の外灯に飛来した本種B
(2013.7.20)

自宅の外灯に飛来した本種C
(2013.7.20)
 
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