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オキナワフタオ
学名:Europlema semibrunnea

ライトトラップに飛来した本種(2017.10.15 西表島)
Data
和名 オキナワフタオ
開張 約14mm
分布 沖縄島,慶良間諸島,石垣島,西表島
出現期 5〜11月
不明
 幼虫はシソ科(ハマクサギ類)の葉を食べる。
解説 フタオガの一種。
前翅の地色は白色で黒褐色の鱗粉が混ざる。翅頂付近の外縁沿いには黒紋がある。
後翅には特徴的な模様があり、前縁寄りはほぼ白色、白色部以下は白地に黒と黄褐色のさざ波模様、白色部との境界は黒と黄褐色で縁どられ大きく波打つ。
同属のアトシロオビフタオ(Europlema desistaria)に似るが、前翅は後縁沿いのみ白色でその他は褐色なのに対し、本種では前翅は一様に黒褐色の鱗粉が混ざる白地で翅頂付近の黒紋が目立つという違いがある。
海外ではインド,台湾,フィリピン,ボルネオ島,スラウェシ島,マルク諸島,ニューギニア島,ソロモン諸島,バヌアツ,オーストラリア北部に分布している。
 
写真は10月15日の夜、西表島の標高120m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。ネット上では情報がなく比較的珍しいようで、図鑑上では石垣島での記録はあるものの西表島では初記録のようだ。
 
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