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オオエグリバ
学名:Calyptra gruesa

ライトトラップに飛来した本種(2012.7.27 山梨県)
Data
和名 オオエグリバ
開張 50〜53mm
分布 本州,四国,九州,対馬
出現期 6〜7,9〜10月
果実の汁
 幼虫はツヅラフジ科(ツヅラフジ)の葉を食べる。
解説 枯れ葉によく似たエグリバの仲間。
翅頂から葉脈を思わせる斜条がある。
同属のハイイロオオエグリバに酷似するが、斜条が太いことや斜条と外縁の中間に斑紋がないのに対し、本種では斜条がやや細いこと、斜条と外縁の中間に淡色の紋があることなどで区別できる。
 
国内に生息するCalyptra属は以下の7種。
和名/学名 分布
オオエグリバ
Calyptra gruesa
本州,四国,九州,対馬
ハイイロオオエグリバ
Calyptra albivirgata
本州(中部以西),四国,九州,対馬
ウスエグリバ
Calyptra thalictri
北海道,本州,四国,九州
キタエグリバ
Calyptra hokkaida
北海道,本州,四国,九州(内陸山地)
キンイロエグリバ
Calyptra lata
本州,九州(阿蘇山系)
ミナミエグリバ
Calyptra minuticornis
屋久島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄島,宮古島,石垣島,西表島
マエスジエグリバ
Calyptra orthograpta
本州(長野県)※遇産
 
写真は7月27日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。本種も他の枯葉に擬態した蛾たちに負けず劣らずの擬態っぷりであった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
(2012.7.27 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種A
(2012.7.27 山梨県)

ライトトラップに飛来した本種B
(2012.7.27 山梨県)

翅のアップ
(2012.7.27 山梨県)

外灯下のアザミにいた本種
(2012.7.27 山梨県)
 
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