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ヨモギエダシャク
学名:Ascotis selenaria cretacea

蛹から羽化させた♂(2022.1.22)
Data
和名 ヨモギエダシャク
開張 ♂:35〜48mm
♀:43〜56mm
分布 本州,伊豆諸島(新島),小笠原諸島,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島
出現期 5〜9月
花の蜜など
 幼虫は広食性で、チャ,クワ,ナシ,クリ,モモ,バラ属,シダレヤナギ属,ダイズ,アズキなど様々な植物の葉を食べる。
解説 大型のエダシャク。
外横線はギザギザしている。
後翅は広く、横脈紋は黒色で内部が白色。
地色が白色で横線が明瞭な個体から全体的に褐色味が強い個体まで変異がある。
♂の触角は微毛状、♀では糸状。
広食性でヨモギに限らず、多くの草木を食草としている。
北海道産は別亜種(ijimai)とされている。
海外ではアジアからヨーロッパ,アフリカまでの広い範囲に分布している。
 
国内に生息するAscotis属は本種のみで、以下の2亜種に分けられている。
亜種区分/学名 分布
基亜種
Ascotis selenaria cretacea
本州,伊豆諸島(新島),小笠原諸島,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島
北海道亜種
Ascotis selenaria ijimai
北海道
 
トップの写真は11月28日に庭に落ちていた蛹を羽化させたもの。本来は蛹越冬だが、外国産のクワガタを飼育しているため、部屋の温度が常時暖かかったことで冬場に羽化させてしまい申し訳ないことをした。
PHOTO

蛹から羽化させた♂@
(2022.1.22)

蛹から羽化させた♂A
(2022.1.22)

蛹から羽化させた♂B
(2022.1.22)

自宅の外灯に飛来した♂
(2015.6.22)

ライトトラップに飛来した♂
標高100m付近の草原で実施。0時頃飛来。
(2012.8.25 静岡県)

柵に止まっていた♀@
小川沿いの柵に止まっていた。
(2006.8.13)

柵に止まっていた♀A
(2006.8.13)

蛹@
(2021.11.28)

蛹A
(2021.11.28)

蛹B
(2021.11.28)

蛹C
(2021.11.28)
 
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